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雑魚の云々

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まろびねってナニ・・

突然ですが、このブログのアドレスはmarobineとあります。

で、まろびねってなんでしょうか?

最近の辞書には載っていません。まろぶという言葉はあります。まろぶは転ぶという意味です。

どのように使うかというと、

男は真夜中に車を走らせていた。峠の道に差し掛かり真っ暗なカーブの多い道を慎重にハンドルを切りながら走っていた。

台風が近づいているらしく、少し風が出てきた。小雨も降ってきたので早く帰ろうと気持ちは急いでいたが、年式の古い軽自動車はなかなかスピードは出なかった。

「チェッ・・ついてねぇな、よりによってこんな日に山越えで帰らなきゃならないなんて」
男はヘッドライトの光に目を凝らしながら一人でつぶやいた。

ようやく峠の頂点に着こうかというとき、右端に白い服を着た女性が立ってこちらを見ている。

こんな真夜中に、それも台風が近づいているというのにいったいどうしたんだろう・・男は見過ごして通るわけにもいかず、車を止めて聞いた。

「どうしたんですか?」
「すいません。少し下ったところでクルマがエンストしちゃって、ここまで来たら誰か通るかもしれないって思って・・」
「もうこんな夜中に誰も来ないでしょう。よかったらふもとまで送りますよ」
「ありがとうございます」

女は後ろの座席に乗り込んだ。長い髪で顔ははっきりはわからないが、痩せ型で二十前後に見える。ルームミラーに写る顔は青白く生気がない。

車は峠を越え下りに入った。沈黙が苦しくなり、男は生唾を飲み込んで、無理に明るく言った。

「クルマはどのあたりに置いたのですか?」
「・・・」

ルームミラーを見たが女の姿はない。
「うわっ、ま、まさか・・」

そのときフロントガラスに車上から女の顔が大きくかぶさっていた。

「ここですよ・・」女は額から血を流しながら気味悪くニッと笑った。

「ぎゃー・・」
男は車から飛び出すように走り出た。後ろを振り返ることはできなかった。もつれる足でこけつまろびつしながら、転がるように坂を下った。


というように使う・・え?例えが長い?・・まぁまぁ、ちょっとは涼しくなるかな?と思って思いやりです。

んで、なんのハナシをしてたかというとまろびねとはなんぞやということですが、つまり転がって寝る・・うたたねのことです。古い辞書があったら出ています。

うたたねは気持ちいいですね~・・えっ?怪談で寝られなくなった?
夏の定番ですよ。コワ~イはなし、最近テレビであまりやりませんね~
それでは、明日よこがおで・・

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