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雑魚の云々

.27

山とマラソン

霊峰 石鎚山登山 その3

瓶ケ森を下山して簡単な昼食を摂り、また8km戻って土小屋駐車場へ・・。12:30いよいよ石鎚山の登山出発だ。

登山道は整備されており、なだらかなのでとても歩きやすい。頂上まで4.6kmの標示だけどけっこう早く歩ける。

前回8年前に登ったのはロープウェイのコースだったので距離も長いうえに高低差もありとてもキツかった。それを思うと全然楽に進める。駐車場の売店で聞いたら「早くても2時間半・・」と言われたけど、それよりは早く行けそうだ。歩いているとまわりの山も見えるし、ロケーションも表道よりだいぶいい!進んでいくとどんどん下りてくるひとたちとすれ違う。きょうもたくさんの人が登るんだなぁ・・。

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途中で見上げる天狗岳

木の階段が多くなりはじめ、天狗岳が見え隠れするごろからだんだんガスが多くなってきた。山頂近く、見通しはイマイチかもしれない。あと1.6kmの標示あたりから登りの傾斜はキツくなり、落石注意の看板が出てくる。まだ成就社コースとの合流地点には着かない。

ようやく合流地点に到着。いよいよここがニの鎖の下の鳥居だ。石段に若い2組のカップルが座って休んでいる。別々に登ってきたのだろうが、ちょうどいい休憩場所だ。どちらも初めて登ったらしくいささか疲れ気味。Pサマは声を掛けて鎖場をいっしょに行こうと言っている。

先に1組のカップルが出発してクサリに取り付く。そのあとがわたしたちだ。しかし見上げるとトンデモナイ岩場である。前回登っているから大丈夫と思ったけど、覚悟していかなくてはならない。

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ニの鎖(65m)、上に行くほど角度が急になる・・

登り始めたのはいいけれど5mもいかないうちにちょっと後悔する。しかし後ろからはもう1組のカップルが登ってくる。女の子のほうがすごい勢いで登ってくるので、ちょっと避けて先に行ってもらう。男性のほうはゆっくり登ってくる。というか、思ったように早く進めないようだ。
「お兄さん、だいじょうぶ?」と言うと「はい、だいじょうぶ・・じゃありませ~ん」という返事(笑)
先に行かせるために待っていると登ってきたけど、靴が登山用でないスニーカーなので滑るようだ。それでなくても夜中に降った雨で岩が濡れていて滑りやすい。わたしもあとから着いて登っていくけど、足を掛ける岩がなくてクサリも滑りそうだし、途中で降りるに降りられないし、メチャいらないところに力が入って足が吊りそうになった。ホンマ、コワイっちゅうもんじゃありませんぜ・・。

服もクツも汚れ放題でようやくどうにかこうにかよじ登った。休んでいるひとがいるので「いや~、大変でした!」と言うと、「ここキツイのを付け足してますよ・・。ホントはその下に出てくるように書いてあるのがコースみたいですよ」って。。どおりで前回よりも長いと思ったワ。。

その上が三の鎖(68m)、下から見上げたらまるで垂直に登っていくようだ。わたしはパスして階段を登る。さっきの鎖場で力は使い果たした・・。ほかのカップル2組とPサマは鎖を登っていく。女の子の悲鳴が聞こえる・・。。

14:30弥山到着!鎖場を通らないほうが早く登れたかもしれない。クサリ組も次々に登ってきて、みんなヤレヤレで写真撮影などしている。
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弥山1982m(これは天狗岳の高さ?)

休む間もなくPサマは天狗岳を指さし「せっかく来たのに、あそこまで行かないと意味がないよ~」とみんなに言っている!若い人たち、だんだんその気になって「行こうか!」

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天狗岳

あいにくのガスで周りの景色はイマイチだけど、切り立った崖下が見えないのは幸いかもしれない。下見ちゃうと足がすくんで動けなくなるおそれあり・・。Pサマに続いてカップル2組とわたしが下りて行く。

踏み跡があるのに、岩の一番上を歩いて行くPサマ・・それにならって続くカップルたち、、切り立ったところで女の子が腹ばいになって前に進めない。。やはり一歩間違えば奈落の底に落ちるという恐怖はぬぐえないようだ。その点わたしは案外平気に進んでいくのでみんな驚いている。ついにPサマはみんなから『仙人』と呼ばれていた(笑)

天狗岳の頂上に着いた。仙人はまだ先にひとりで歩いて行ったので、後から来た若い男性2人も交えてヤング6人の記念撮影カメラマンになった。ハイ、天狗岳のポーズ・・いや、「ハイ、チーズ」!

「さ、仙人ほっといて帰ろう・・」(笑)

弥山に引き返してロープウェイ組は時間がないのでさっさと下山していく。15:30一組のカップル残してわたしたちも下山開始・・。小雨が降り出してきた。1時間15分で駐車場の神社到着。無事登山のお礼を言って17:00過ぎ山をあとにした。

なかなか天候に恵まれる日というのはチャンスが少ないけど、またいつかこの周りの山にも登ってみたいと思う。でもキツイ鎖場はもうパスかなぁ・・

最後に8年前の写真!登っているのは熊ではありません。悪しからず。。
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Comment
2029
お疲れさまでした!
写真見るだけでも私には無理そうな感じです(汗)
さすがPサマにじゃこさん~♪
年々お二人の凄さが身にしみて来ますよー。
最近の私なんてちょっと動いたら「しんどい」って
言ってるし、、、、。

気持ちを入れ替えてウォーキングでも始めようかな?

2032
>Eっちゃん
石鎚はさすがにスゴイ!!
修験道の山で、昔は女人禁制だったのよ~。。

今はかなり上までクルマで行けるから誰でも登れるけど、昔のひとはアレを一番下から登っていたんだから尊敬するよね~・・!

天狗岳の岩場でPサマが「えっちゃんがココにおったら、動けませ~んwwと言うんじゃないかの?」と言ってたよ・・!

ソッチで鍛えて帰っておいで~!!


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じゃこ

  • Author:じゃこ
  • 日本の良さってなんだろう!
    山を歩く・・
    素材にこだわる・・
    侘び寂びのこころ・・
    そして、癒しを追っかけしています!







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