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雑魚の云々

.04

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事実は小説より奇なり。。

4月になり、仕事も休み月になり、わたしにはゆっくりとした時間が流れている。

買い物に行ったついでに、つい○ックオフに寄って小説を買ってきた。

横山秀夫『震度0』・・・・・・・・・・

これはちょうど阪神淡路大震災が起きたその日に、同時進行していたN県警内部でのはなしである。

県警本部の庁舎と公舎、及び官舎、そこで起きた警務課長の失踪事件・・・。

登場人物たちはみな部長と肩書の着くひとたちが、それぞれの立場でこの不可解な事件にかかわって行く。

警察庁のキャリアと地元警察のノンキャリア、その官舎にはもちろんそれぞれの家族もいて、複雑な様相を呈している。

読み出したら、登場人物が多いので途中でやめられなくなった。

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きのうはほとんど一日読書していたのだが、間でたまたまテレビ朝日の『ザ、スクープ』を見た。

黒木昭雄さんというかつては警察官だった方のことだ。黒木さんは退官後、ジャーナリストとしてある事件を追っていた。それがこの「岩手女性殺害事件」だった。

黒木さんはその事件を一人で追ううちに、犯人とされて懸賞金を懸けられてれている容疑者が、真犯人ではないことを知る。

内容はいろいろ複雑なのだが、殺された女性は同姓同名の友人の身代わりに殺害されたのだ。そのことを初動で警察は知らなかったという。こういったことを黒木さんはご自分のブログで訴え、スクープでも取り上げて放送したり、行政の場にも訴えてきたが警察が動くことはなかった。

結局、黒木さんが調べ上げた真相を警察もマスコミも取り上げることはなく、黒木さんは昨年の11月のある日黒木家の墓の側に行き、車の中で自決した。

残されたご家族はいまでも信念を持って真実を追求されていた黒木さんを尊敬し、息子さんもその遺志を継いでブログを継続されている。

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ちょうど警察内部の小説を読みながら、間でこのスクープを見たためだろうか。

う~ん。。人間はやはり人間なのだ。。真実は一つしかないという法の番人においても、自分を庇う・・というか、自分の立場、メンツ、組織、それらを守るために、一人の人間をあるいは真実を抹殺する。。というようなあってはならないこともありうるのかと。。

読み終わってもなんか複雑~・・。。

黒木昭雄の「たったひとりの捜査本部」

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