雑魚の云々

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山崎豊子という作家

一昨年頃だったか、『沈まぬ太陽』という小説を読んだ。

この小説を読むきっかけになったのは、たしか映画を観たのが発端となったのだが、忘れもしないあの日航機墜落事故というのが描かれていて、しかもあの日航が没落に至るまでのことが克明に描かれていた。

山崎豊子さんの名前はずいぶん前から知ってはいた。古くは、TVドラマであった田宮二郎主演の『白い巨塔』などは有名だけど、そのころはそれほど興味もなく続けて観ることはなかった。

もう十数年も前になるのだろうか、NHKドラマで『大地の子』を放映していた。そのころもわたしは観ていなかったのだが、周りで観ていたひとはその悲惨な運命に同情し、続きの放映を楽しみにしていたのを知っている。

『沈まぬ太陽』を全巻読んで、山崎豊子さんのその取材した行程やらたくさんの資料の量に驚愕した。それだけの取材はなかなか出来ることではない。

それから昨年の秋に『大地の子』を読むことにした。終戦後満州にとり残された日本人孤児の物語である。主人公の言葉に尽くせないほどの過酷な運命を読むほどに引き込まれ、イッキに4巻を読みつくした。

山崎さんの小説の主人公たちが特に不幸な運命を背負っているということでは決してない。あの戦時中当時はこんな主人公のようなハナシはいっぱいあったのだと思う。何万人、何十万人のハナシを聴けば、その数だけの小説が存在するはずだ。

そして今日のような一日雨の日はかっこうの読書の日だ。

朝からコタツにこもっていても外は雨なので罪悪感はない。読書三昧・・・。

読んでいるのは『不毛地帯』だ。シベリアに11年もの長きに抑留されたかつての軍人が、ようやく日本に帰り、商社に就職してまた戦いの中に身を投じるはなしの第1巻。

とにかく山崎豊子さんの小説に感心するのは、どの小説も事実に基づいた内容であり、そのための取材に手を抜いていないことであり、真実の悲惨さが手に取るように伝わってくることだ。

そして人間はどんな極限状態におかれても、生きよう!とするものなのだということを悟る。

いつの時代もひとの幸不幸は他者と比べることが基準になるのかもしれないが、戦争によって多くの人が不幸のどん底に陥れられることだけは、避けることができるのではないか。これは戦争を経験した国の人々が語り継がなければならないことではないかと思う。

いま、呉の『大和ミュージアム』でシベリア抑留の展示を無料で公開中とのことです。

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Comment
2160
山崎豊子さんの作品は、読むと身が引き締まる想いになります。
「あの事件や事故の裏にはこんな出来事があったのか!」ってノンフィクション感覚で読んでしまうのと同時に、「こんな緻密な取材をされて執筆されているのか!」と同じ物書きを名乗るのが申し訳なったりして。
で気持ちを引き締めるものの、身体は引き締まった試しがありません(笑)

2161
>柿ちゃん
そうよね~、山崎さんはかなり取材に時間を割いておられるよね~。なにより、全部が長編小説ばかりだし・・・読むだけでもかなり時間がかかるのに、これを書くっていうのは気が遠くなりますよ。。
そういえば、今回の芥川賞の方、ユニークですよね~!どんな作品なのか読んでみたい気もするけど、ブック○フに並ぶまでにはちょっと時間がかかるね~(笑)


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